ネットワーク革命 9
LANによる「サーバー・クライアント・コンピューティング」の思想も、独立国家を支えるものです。
LAN上のサーバー・コンピュータがデータベースや回線の管理を行い、一般のクライアント.コンピュータが、その資源を共有・活用する。これできわめて公平で民主的なシステムを構成できます。
また、コンピュータの操作を情報システム部門の専門家だけではなく、末端の現場ユーザーが自ら操作する「エンド・ユーザー・コンピューティング」の思想も、民主化の一環です。
もちろん、情報システム部門が多大な要求に応えられないため、その役割の一部をユーザー側に押し付けたという側面もあります。
しかし、それよりも情報(データベース)や、その処理能力が、エンドユーザーにも解放され、共有化された意義のほうが重要でしょう。
こうした新たな革命的な動きを、情報システム部門が押さえ付けるのは不可能です。
WSの浸透は、企画部門によるシビリアン・コントロールとあいまって、会社全体の情報システムの構成やあり方に波紋を投げかけ、中央集権のコンピュータ権力構造は変貌せざるをえない状況に追い込まれました。